インプラント治療を迷われている方

インプラント治療と入れ歯、どちらが適するのか判断基準はあるのでしょうか?

インプラントQA判断基準は患者さまそれぞれにあります。
よって事前の歯科医へのご相談は十分にされる必要がございます。

インプラント治療の場合、周りの歯に悪い影響を与えない利点や、見た目や機能的にも実際の歯と遜色が無く、違和感の無い普段通りの日常生活が送れるという素晴らしいプラス面がある一方で、持病などで外科手術自体が困難な場合や、埋入する部位の骨の状態によってはインプラント治療そのものが適さない場合もございます。

また年齢的には骨の成長が完成した(21歳くらい)年齢以降の方が対象になりますので、それくらいの年齢になるまでの間は、接着性ブリッジという歯を削らない暫間的な方法で対応いたします。

入れ歯の場合は付け心地などでどうしても違和感を感じてしまったり、負荷のかかる周囲の歯をいためてしまう可能性があります。またどうしても「入れ歯」というマイナスのイメージから抵抗がある方も多いことでしょう。しかし一方で、外科的な処置をしなくて済むという利点があります。

その方の健康状態や諸々の条件により判断が異なりますので、是非事前の十分なご相談をお勧めいたします。
当院では事前のご相談はもちろん、セカンドオピニオンにもご要望に応じて相談させていただきます。


正しい情報は多いに越したことはありません。歯は、最後まで健康で豊かな人生を送るために欠かせない財産です。十分なご検討をされるために当院をお使いいただければと思います。

術中、術後の痛みはあるのでしょうか?

術中については局部麻酔や静脈内鎮静法などを行ってからになりますので、殆ど痛みを感じる心配はないでしょう。

術後については、場合によって数日間、患部が腫れる場合があり、それに伴い痛みも出る可能性はあるのですが、そのような場合には処方できる鎮痛剤がございますので、必要に応じて適宜処方いたします。

一部の調査結果では、施術当日のみ鎮痛剤を使用した患者さまは約4割、使用せずに済んだ患者さまは6割という数値もあるようです。ご参考にしてください。

インプラント治療をするにあたってのリスクは主に何が考えられるでしょうか?

インプラントQA術後にしびれや麻痺などの症状が出て、長く続くようでしたらインプラント治療そのものの失敗の可能性がありますので早急に担当医への連絡が必要です。

その後のリスクとしては、あまりに噛み心地が自然なため、相応のメンテナンスを怠ってしまうと「インプラント周囲炎」などの歯周病を招くことになります。
そのリスクは、喫煙や適正な咬み合わせの調整ができていない場合にも起こり得ますので、日常のブラッシングなどのセルフケアはもちろん、定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける必要があります。

手術をして終わり、ではありません。健康な歯も同様ですが、定期的・継続的なメンテナンスこそが、あらゆるリスクを遠ざけてくれる唯一の手段だと言えます。